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ManjaroLinux を入れてみる

2018年04月06日

 一度は PointLinux に行きかけたのだけど、サポート期間が不安だったのでまたディストリ探しに逆戻り。ひょんなことから Arch ベースの親切版(?) Manjaro なるものを見つけた。名前はよく見るのだけど Mandriva か Mandrake の亜種だと思っていた。 DistroWatch のページヒットは Ubuntu や Mint を抜いての堂々1位。

 詳細を調べると嬉しいことにローリングリリース。デスクトップは KDE、GNOME、Xfce、CPU は x86_64 となっていてガッカリしかけたが、どうやら 32 ビット版のサポートが有志によって続けられることになり、アップデートして使い続けることが出来るらしい。 MATE デスクトップもある。 Arch系は難しいとか怖いとか聞くし触るのは初めてだけど、ウィキにはとてもお世話になったので親近感がある。

 iso からの起動は少し時間がかかったが無線も勝手に開通して幸先は良い。暗いテーマが使われていてちょっと嫌な予感がしたが、外観設定で BlueMenta を選んだらあっさりいつもの明るい MATE になった。これなら良かろうとインストール開始。

 インストーラはとても親切だった。大抵はインストール HDD を選択するところで「もしかしてまるごとフォーマットされるんじゃないか」とビビるのだけど、このインストーラはパーテーション選択までスムーズに導いてくれた。これまで使った中で一番安心出来るインストーラかも知れない。30分ほどで終了。

 タッチパッドのスクロールを設定する GUI ツールが見つからない。 wiki が /etc/X11/xorg.conf.d/ にファイルを作れと言うのでその通りにしたらポインタが動かなくなった。仕方ないので強制リスタートして PCLOS からこのファイルを削除。 dconf-editor の /org/mate/desktop/peripherals/touchpad を開いたが、horizontal-edge-scrolling を true にしようとしても出来ない。うー。結局 vertical-two-finger-scrolll を false にしたら、horizontal-edge-scrolling を true に出来た。

 設定は出来たものの反映されない。デーモンの問題か? 2本指でスクロール出来ることが判ったので、しばらくこれで使うことにする。それにしてもこの dconf-editor は使いにくい。メニューバーやサイドペインが無く右上のアイコンに機能が集約されているタイプ。これ嫌なんだよなぁ。もしかして Arch はこの方向に行くのかなぁ。

 iBook から Arch の日本語版 wiki を開こうとするといつも Failed to open page になるからメンテ中なんだろうと思っていたら、Linux からなら問題なく開くことに気が付いた。アドレスに日本語が入るとダメなのか。他にも開けないページがたくさんある。いよいよ iBook の活動範囲が狭くなってきた。

 まだ IM も入れてない、と言うか、そもパッケージマネージャの使い方が分からない。色んなものがこれまでとは違っている。ちょっと先は長そうだが、感触は悪くない。頑張ろう。

2018年04月06日

 メニューから Add/Remove Softwere を実行。目的のソフトが見つからないのでメニューから Preferances を選び、 Offical Repositories を Japan に。 Refresh Mirrors ボタンを押すと見慣れたソフトが見つかるようになった。(なぜかこの Refresh Mirrors の操作は2度必要だった。原因不明)

 Synaptic も操作が独特だが、このソフト(Pamac)もインフォメーションが足りなくて扱いにくい。また dconf-editor と同じく右上に「三」のあるレイアウトだが、画面の狭いタブレット向きのインターフェースを PC で使うのはいかがな物か。タブレットとの統合は Linux にとっても頭の痛いところだろうけど、「トラディショナルな」 MATE デスクトップに似合わない。

 iBus、GIMP、Geeqie 等にチェックを入れて Apply してみたが、PGPシグネチャがどうしたとかでインストールに失敗。良く分からないまま Repositories タブでリストを眺めていたら、archlinux32-keyring-transition と言うのが気になったのでチェックを入れて Apply。詳しく覚えてないが、その後はソフトがインストール出来るようになったような気がする。 keyring と言うのはサイトの信頼保証のための鍵のようなものだろうか。

 そのうち「ソフトの整合性が取れない」と言われて再インストール。今度は言語 en_us.utf-8 で。再びあちこちの設定。二度目だと随分余裕がある。 iBus-Anthy は入れてみたけど、まだうまく起動させられない。 Pamac は相変わらず判りにくくて、ソフトもインストール出来たり出来なかったり。アップデートマネージャも transition がどうしたとかのエラーでシステムのアップデートもままならない。

 リポジトリを利用するための何か基本的な設定が抜けているような気がする。 Pamac で検索すると keyring が結構たくさん出てくるのだけど、その keyring のインストールに失敗する。ちゃんと調べよう。 Manjaro は甘くなかった。

2018年4月8日

 中途半端にアップデートするのが悪いのかと3度めのインストール。 HDD からの起動直後に以下のコマンド:

# rm -R /etc/pacman.d/gnupg/
# rm -R /root/.gnupg/
# gpg --refresh-keys
# pacman-key --init
# pacman-key --populate
# pacman-key --populate archlinux
# pacman-key --refresh-keys

 Pamac から archlinux32-keyring をインストール。 update database を実行すると keyring が3つアップデートされたが、gstreamer1.0 が pending になっている。作業を進めるとビルドすると言うが、それも失敗して放置。検索で見つかった keyring を片っ端からインストール。

 gimp と geeqie のインストールと起動は確認出来たが、korganizer や kmahjongg など KDE 由来のものがインストール後に起動しない。$kmahjongg と打ち込むとなんとか言う lib が見つからないというエラーが出るが、ファイルシステムの中にはちゃんと存在する。

 うー。手詰まり。初めて Lubuntu をインストールした頃を思い出す。慌てずぼちぼちやって行こう。



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