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Cinnamonを入れてみる
2015年01月23日

 dynabookに仮OSのPCLOS MATEを入れた。ついでにEnlightenmentを入れてみた。そのついでに、今度はCinnamonも入れてみた。MATEはGNOME3を嫌った人たちが作ったGNOME2のコピーだそうだが、Cinnamonはその嫌われた側のGNOME3のコピーらしい。じゃなんでGNOMEじゃなくてCinnamonなのかは、良く知らない。

 嫌われたくらいだから劇重かと思いきや、案外サクサク動く。セッション選択メニューにはCinnamonとCinnamon2Dが現れ、2Dはビデオエフェクトを使わない軽量バージョンじゃないかと思うのだが、少なくともdynabookではどちらを選択しても変わらない。もしかしたらそのへんの処理分けはオンザフライで出来るようになっているのかも。ネットで検索するとOSXのexposeやiTunesのCoverFlowみたいな画像がヒットするのだが、どうすると出るのか(あるいはこのマシンでは見れないのか)分からない。ウィンドウの影は最初から付いていた(ような気がする)。

 インターフェースに変な癖はない。メインメニューはMint風(いやどっちが先か知らないけど)で、メニューの左側にはランチャーまで付いている。こうなるともうメニューなんだかパネルなんだか良く分からないが、OS9のデスクトップメタファーが染み付いたおじさんが使っても違和感が無いから不思議だ。ウィンドウはスクロールバーに矢印が無いタイプ。以前iBookで困ったことがあるが、これもPCだと案外に平気だ。ファイルブラウザは軽快。caja親戚筋のnemoかな。

 FireFoxであちこちグルグルすると、HDDがカリカリしてちょいちょい待たされる。LXDEよりメモリ喰いなのが分かる。メモリを512から768MBにしたら、HDDアクセスが減った。メモリ使用量はMATEと同じか、もしかしたら少し多いくらいに感じるが、想像していたよりはずっと軽かった。

 メインメニューにはPCLOSのツール、MATEのツール、E19のツール、Cinnamonのツールが混在していて、使えるメニューと使っちゃいけないメニューの見分けが付かない。まぁだからこそデスクトップ別のisoが用意されている訳で、混ぜたかったら自己責任でどうぞと言うことなのだろう。ディストリとデスクトップの乱立は、Linux界にとって本当にいいことなのだろうか。現状では一般ユーザーを引き込むことは出来ないだろう。

 Windows 10が無償提供になるそうな。取りあえず「Windows X 」じゃなかったのが、個人的には、なんだかとても残念である(笑)

2015年01月24日

 R31に入っているLMDE(MATE)にもCinnamonを入れてみた。こちらはSynapticでただ単に「Cinnamon」と表示されていたので最初気がつかなかった。でインストールするとCinnamonとCinnamon(Software Rendaring)が選択肢に現れるのだけど、どちらも起動しない。どうもIM関連(SCIM)の設定でスクリプトがエラーを起こしている模様。LMDEはまだリリースされて日が浅く、細かい設定が詰められていないのかも知れない。

 久しぶりにR31を起動したけど、ThinkPadはやっぱりイイネ。R31はTPにしてはボディに剛性感が無い方だと思うけど、それでもdynabookよりは頼り甲斐がある。トラックポイントもすっかり手に馴染んだ。R31は重いのが難点ではある。Lubuntuで苦労したのも、今は昔...

 いつかLinuxのメインマシン、メインディストリが決まる時が来る時があるのだろうか。こうやって取っ替え引っ替えしてるのが楽しいと言えば楽しい。iBookはiCalとSuperCardがある限りメインマシンの座を明け渡すことはないだろう。から、やっぱりLinuxは「お遊びマシン」なんだろうな。マック一筋な私だったけど、LinuxのおかげでPCの世界も垣間見ることが出来た。初TPの1157から1年以上が経過したけど、案外飽きないもんだね(笑)

2015年01月24日

 どうやらMATEは「GNOME3が気に入らないからGNOME2の開発を続けたい」人々によって、そしてCinnamonは「GNOME3が気に入らないからGNOME2風に作り替えたい」人々によって、作られているらしい。なんのことはない、ベースは違うけど目的は一緒な訳だ。ご苦労なことである。出来れば開発パワーはもっと有効に使って頂きたいが、一元化したらきっと脱落する人が出て来て、実は思うほど効率は上がらないのかも知れない。

 他に、余りいじってないデスクトップにxfceがある。ネズミマークの奴だ。以前LXDEしか知らない頃にちょっと触った感じでは、わざわざ変えるほどのものでもない、と言うのが結論だったが、こちらの経験値が上がった今はどうだろうか。暇な時にまた入れてみよう。

 ちなみにUnity(Ubuntu限定)やKDEは、新しいマシンでないとマトモに動かないらしい。Ubuntuはもう触りたくないというのが正直なところだが、未来のLinuxを考えたとき、ビジネスモデルも含めた全体をプロチデュースするような人とか考え方は必要なのだろうと思う。いや私は触らないけど。Googleのも。


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