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dynabookその後
2015年01月18日

 結局キーボード復活ならず。気長にヤフオクで不動ジャンクを探している。写真で見る限り同時期のEX25やTX430の部品が流用出来そうに思えるのだが、ヘタをすると互換性のない中途半端なマシンが2台になってしまう可能性があるので、怖くて手が出せない。ネットにTX2513の情報はとても少ない。型番のうちTXはA4廉価版を表し、25はシリーズだかチップセット、13はクロックらしい。オプションを示すと思われる記号CWSKまで含めるとヒットするページはほとんどなく、量販店モデルか企業向けオリジナルだった可能性がある。無線は付いてないような感じ。

 試しにPCLOS MATEの2014.12をインストールしたHDDを入れてみる。108円のUSBキーボードを繋いだら起動時から認識してログインも出来た。さすがdynabookはハードの認識率が高い。いきなり音が出たのは驚いた。ノートではパナのレッツノートも熱烈なファンがいるようだが、名前とデザインが二の足を踏ませる。名前と言えば、この「dynabook」はついに東芝のブランドになってしまったなぁ。小文字にしたのは単なるデザイン的なナニカだったのだろうか。

 解像度こそ1024*768だが、15インチ液晶は我が家史上最大級。光学ドライブはDVD-Rが焼けるらしい。バッテリーは新品当時でさえ1.4時間しか保たない割り切り方だが、お陰でとてもスマートで、また軽く感じる。ずっしり黒いカタマリ然としたR31と対照的に、アルミ風のさっぱりした風情。困ったことにトラックパッドが小さい上に、ボタンのデザインがよろしくない。せめて左クリックにポチ付けてくれないものか。

 CPUのクロックはX24と同じ1.3だが、X24やiBook G3で紙芝居になってしまう高画質のflvやmp4を楽々再生する。X24はPenIII、TX25はCeleronMというCPUらしいが、正直インテルCPUの系譜が分かってないので有り難みが分からない。そもメモリの規格がPC133とPC2100、方やUSB1.1、方やUSB2.0なので、世代が違うのは確かではある。ちなみにiBookG4-800で件の動画を再生させたらこちらもスムーズだった。

 正直、常用出来るかどうかはトラックパッドの出来にかかっている。もしこれに慣れられなかったら、縁が無かったものとして諦めるしかない。

2015年01月19日

 ジャンク扱いだが生きているTX2513CDSTJをACアダプタ付き990円で入手。結局CWSKは丸ごと予備部品扱いとなった。奇麗なニコイチというのはなかなか無いもんだ。

 CDSTJには、CWSKには無かったボードが刺さっている。すわ無線LANかと思いきやシステムプロファイルのどこを見てもそんな項目はない。背面にアンテナ用とおぼしきコネクタがある…もしかしてテレビチューナー入りのモデル?

 CWSKに入っていたPCLOSのHDDを移植し、ついでに日本語化したが、メニューの英語化に失敗して日本語入力が出来なくなった。どういう手順でやったんだっけ?

 動画は奇麗でスムーズだが今のところそれ以外に「ぴぴ」と来るものが無い。パソコンも「ずっしり軽い(C)赤瀬川原平」のが理想かなぁ…

2015年01月20日

 わかった。せっかく苦労して手に入れたキーボードの感触がアレだ。構造も関係していると思うが、どうもキートップの材質の問題っぽい。ぺなぺなとした感じが指先に伝わる。

 PCLOSは日本語が入るようになった。そう、何度か再起動しているうちに自然と治るんだ。不思議なOS。

 何に使うか(使わないか)はこれから考えよう。ネット動画専用YouTubeマシン、ってのも、ねぇ。

2015年01月21日

 ノートばかり使ってきてストロークの浅いのには慣れているが、このエッジの甘い、平べったくて広いキートップはかなり気持ちが悪い。ご丁寧にウィンドウズキーまで付いていて、Ctrlキーはとても小さい。もしかしてタッチタイプしない人用?

 PCLOS MATEでサスペンド、ハイバネーション共に成功、フタ閉じた時やFn-F3/4の挙動も問題なし。サウンドも(音質はともかく)何の設定もせずに普通に出た。E19が自動で作るxorg.confが悪さをすることも無い。結局OSとハードの不整合によるトラブルは、PCLOSに限って言えば、今のところ皆無。ThinkPadやLavieよりも素直に作られているのか、それとも単にうちのマシンが古すぎただけなのか(笑

 結局「使ってみたかった」「Linux入れてみたかった」で終わってしまうかもしれないが、まぁそれも含めて経験かな。悪いマシンじゃないけど、所有する喜びを感じるというモノではなかったみたい。

2015年01月22日

 トラックパッドに慣れるためにシャンハイゲームで遊ぶ。マックのソリティアもそうだが、この手のゲームはポインティングデバイスに慣れてもらうために入れてあるのではないかと思う。

 で、しばらくプレイしていると、右側に強烈な重力を感じた。体がどんどん右に傾く。どうもトラックパッドの位置に問題があるようだ。

 元々日本語キーボードは英語に比べて全体が左にオフセットしている。それに加えて、このキーボードはウィンドウズキーを加えたぶんスペースキーがさらに左に寄っている。そして、それに合わせて(か、内部部品の都合なのか知らないが)トラックパッドがかなり左にある。

 液晶に正対して座ると、右手が少し無理な形で体の正面に回り込むような形になる。ほんの少しだけど、それが長時間になると負担になるようで、右手の負担を軽くするために体が右に傾きたがる。身体に悪いキーボード/トラックパッドだ。

 最近のマシンは液晶が大型化し、それに合わせて余ったところにテンキーなど付けたりしているが、そうなるともう液晶画面とキーボード/トラックパッドの位置関係は完全に破綻しているわけで、そういうマシンって使っていて大丈夫だろうかと心配になる。


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