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enlightenmentを入れてみる
2015年01月09日

 現在メインに使っているのはPCLOSのMATE版。LXDE版と同じHDDに、わざわざ別パーテーションを切ってインストールしてある。LXDEより僅かにメモリ喰いで、640MBのX23ではギリギリな感じなんだけど、ファイルブラウザcajaが気に入っていて、もうLXDEには戻れない。

 たまにSynapticを起動して、更新されているものはアップデートする。細々したバグが消えているのだろうけど、見た目や使い勝手が変わることはまず無い。で、だらだらとソフトのリストを眺めていたら、task-で始まるもの(メタ・パッケージ?)に目が行った。必要なソフトや設定を一揃えにしたセットで、例えばマルチメディア系やらローカライゼーションやら複数のプログラムが絡んで設定が面倒なものが便利にまとめられている。そこに、task-KDE4と言うのがあった。ん? 他に、task-LXDEやらtask-Cinnamonやら。あれれ? もしかしていちいち別版のisoを落としたり、個別にダウンロードして自分でセットアップしたりしなくても、メタパッケージさえインストールすれば、一気に別のデスクトップ環境を構築出来るのか?

 取りあえずLXDE版に一番軽そうなtask-enlightenmentをお試しインストールしてみた。ログアウトしてセッションメニューを開く。enlightenmentは無いけどE19と言うのがあった。選択してみると、メニューまで暗くて、文字が小さくて、少なくともデフォルト状態では老眼向きで無さそうなデスクトップが現れた。のですぐ閉じる。なるほどこうやって簡単にデスクトップ環境をインストールして切り替えられるのか。思い出した。enlightenmentは、以前インストールに失敗したbodhiが採用していたデスクトップだ。てことは軽いのかな。食わず嫌いだったMATEの例もあるし、いつかまた目の調子がいい時(か、大きな液晶のPCを手に入れたとき)にいじってみよう。

 ひとつのPCLOSでLXDEとMATE(と、その他諸々の)デスクトップ環境を切り替えて使えるのは便利だな。そのうち大きめのHDDを用意して、もうPCLOSをメインに決めてしまおうか。と思ってネットを見ていたら、PCLOSに2014.12版というのが出ているらしい。やるならこの版かな。LMDEにも期待しているのだけど、今のところ我が家ではちょいと不安定で、同じMATEならPCLOSの方が安心して使える。ディストロウォッチでは16位に甘んじているPCLOSですが、起動出来るPCも多いし、わたしゃかなり気に入ってるですよ。

2015年01月10日

 PCLOSは次回からgrub2になるそうで、2014.12はgrub1版の集大成という位置づけらしい。メニューを手作業で直接編集できたりして便利だったんだが、grub2をちゃんと勉強しなくちゃかな。

2015年01月17日

enlightenment入れたLXDEバージョンのPCLOS(ややこしいな)起動しなくなりました。Xがトラブっている模様。なおるかなぁ…

2015年01月18日

 PCLOS MATEを起動して、LXDE版のパーテーションを覗く。/etc/X11にxorg.confを発見。日付を見ると更新日が17日。んー、いじった覚えないんだが… とりあえずxorg.confのファイル名に "-?" を付けて無効状態にして再起動。普通にLXDEが立ち上がった。このパターン多いな。

 enlightenment(のインストーラ)が作ったファイルだったのか、LXDEが(何かをアップデートした時に)作ったファイルだったのか良く分からない。前者の可能性が高いけど、17日にenlightenment使ってないはずなんだがな。ちゃんと使えるxorg.conf作って入れておくべきなんだろうか。

 本来LXDEがCUIに落ちた時にコマンドラインから原因を究明して解決出来ると格好良かったのだが、今回は別パーテーションにあったMATE版で作業した。複数パーテーションから起動できるようにしておくと、GUIで作業出来てとても楽である。取り合えず事なきを得た。

2015年01月18日

 ついでにenlightenmentを少しいじってみた。とにかくテーマが暗くてフォントが小さい。解像度を設定したら更に文字が小さくなった(汗) どこでテーマを変えればいいのか見つからない。キーボードがASCII配列になった。xorg.confを作ったのもコイツに違いない。

 メニューにはLXDE用のツールが残っていて、使おうとすると「それダメだから」と怒られたりする。やっぱり複数のデスクトップ環境を入れるとものによっては競合するんだな。enlightenment上でメインメニューを編集したら、LXDE上で不具合起きるかしらん。

 にも関わらず、なんだか好印象。名前が長い(だからE19とか略すのか)のとデフォルトの配色で損してる気がする。日本語入力、無線、トラックポイントその他はみんなLXDEで設定したものが生きている。ウィンドウに影付いた。フタ閉じたらスリープもした。設定できる項目が細かくて気が利いてる感じがする。HDDがそれどほカリカリしないところをみると、メモリ使用量も少なそうだ。これはアタリかも知れないなぁ。

2015年01月18日

 enlightenmentを使うと毎回xorg.confが作られることが分かった。んで次回Xがトラブって起動しなくなるので、その度に rm /etc/X11/xorg.conf で削除することになる。そこで、/etc/X11にxorg.confの空ファイルを作って置いてみた。解決。ははは。

 どこまでがシステム管理で、どこまでがデスクトップ管理なのかが良くわからない。メインメニューなんか最終的にはデスクトップ側が管理しないといかんと思うのだが、それを自動で行うようなシクミはまだ無いようだ。Lubuntuを使った時にも、あれはUbuntuにLXDEを乗せたものだから、メニューの不整合が起きていた。デスクトップ環境を固定しない限り、どのディストリビューションでも起こり得る。てか、そもそもEはデスクトップ環境なの?WMなの?って話もあるらしくて、素人には何が何やら。

 取り合えず今んとこ好感触です。解像度を自由に設定出来るようなので、も少し表示を大きくて、少しいじってみようかな。

2015年01月22日

 TX2513でE19を少しいじってみた。結局テーマはどうやって変えるのかわからなかった。セットをダウンロードするのが早いと言うか、それしかない? アピアランスをいじっても反映されず、実はMATE側がめちゃくちゃになっている。異なるデスクトップ間でどの設定をどれくらい共有するのかは難しい問題で、結局複数のデスクトップを併用すること自体に無理があるのかも知れない。

 ファイルブラウザがPCManFMであることが分かってがっかり。これではLXDEと変わらない。ウィンドウの挙動をかなり細かく設定出来るが、あえて設定したいと思うような項目はなかった。ガジェットとか言うのを活用すると面白いのかも知れないが、そこにたどり着く前に、割とささいなことで引っかかった...

 トラックパッドでタップを無効にする方法が分からない。MATE側で無効にしてあるはずなのに、E19では有効になる。トラックパッドを撫でる度にあちこちのボタンが反応したりメニューが出たりと忙しい。正直設定どころではない。これで嫌気がさした。マウスを繋いで設定すれば、xorg.conf辺りを編集すれば、対処は可能だったはずだが、その前にくじけた。しばらく触りたくない。ちなみにその後インストールしてみたCinnamonではちゃんとタップが無効になっていた。

 「勝手にタップ」現象と格闘している時、面白い発見があった。左右のボタンを同時にクリックすると ctrl-左クリック と同じ動作をする。ThinkPadで言うとセンターボタンだ。Windowsでは一般的な挙動なんだろうか。便利である。


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