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LinuxをAVマシンに
2014年12月24日

 X23+LMDEで2度ほど動画を変換したら悪くない感触だったので、動画変換や音声入力などでiBookを取られないよう、Linuxでそれ系の専用のシステムを用意することにした。

 どうせなら使い慣れているPCLOS MATEがいい、と、今使っているPCLOSを新たに用意した60GBにddでコピーしてみるが、案の定「sdaが無い」攻撃で起動しない。PCLOSはここが不便だ。諦めて新規インストール。光学ドライブ内蔵のR31ではPCLOS MATEのDVDが起動しなかったので、仕方なくX23にドッキングステーションを付けて作業。外付けHDDにインストールしたあと、まっさらな状態でもう一台のX23に入れて、起動を確認。

 で、以前から試してみようと思っていたことを実験。正常に起動するシステムのbootディレクトリだけ温存して、それ以外の部分を今使っているHDDとそっくり入れ替えたらどうだろうか。具体的にはMATEが動いているマシンにHDDを繋ぎ、 rsync -av --exclude=boot /dev/sda/ /dev/sdb とした。「sdaがない」と言われないようにinitrdを残す工夫だったが、甘かった。起動しないでやんの orz むしろinitrdだけをどうにかした方がいいのか。このへんはまたそのうち。

 さっさと諦めて再度新規インストール。トラックパッド関連と無線LAN関連ファイルを突っ込み、リポジトリを修正、アイコンを変えウィンドウに影を付け、ロケールを英語にしてSCIM-Anthyをインストール。まるごとコピーで済ませられればその方が楽だけど、新規インストールも大した手間ではないのかも知れない。システムのある / の空きは10GBほど、作業用のNTFSパーテーションは30GBほど確保した。

 最後にDeVeDeとAudacityを入れたあと、どうせならもうちょっと何か出来ないかと検索。動画の編集とかもLinux上で可能らしい。取りあえずBraseroとkinoを入れてみた。

 BraseroはDVDリッピングソフト。手元にあったWRCの市販DVDを読ませたら、isoファイルを作ることが出来た。このisoファイルをmplayerで再生することも出来る(もっともX23では厳しいが)し、ここからDVDを焼くことも出来る。なるほどね。

 kinoは動画編集ソフト。手元のデジカメで撮ったmovファイルを読ませたら、ちょっと時間をかけてdvに変換した。なるほどイマドキのムービーの編集素材はdvなんだ。どんなことをどの程度出来るのか、どの程度のマシンパワーが必要なのか、まだ良く分からない。FireWireのビデオ・キャプチャ・アダプタが手元にあるし、リサイクル・ショップにはUSBのも転がっている。これらを使って動画の取り込みとかも出来ないかな。

 今回インストールしたシステムは初日に6〜7回フリーズした。初めてPCLOS MATEをインストールした時のメモを見ると、やはりインストール直後はかなり不安定だったらしい。何度か再起動を繰り返すうち今回もどうやら落ち着いてきたが、最初のフリーズの嵐で嫌気がさしてしまう人も多いのではないか。

 Linuxをいじり始めてもう一年以上が経つ。Linuxにマックの代わりをさせるのはもとより意味の無いことだが、Linuxに何が出来るのか、何をやらせると便利なのか、は、まだ掴めていない。システムをいじって遊ぶ、古いマシンを再生して遊ぶ、のもいいが、実用性があればそれに越したことは無い。

2015年1月17日

メモ:2時間20分ほど、合計600MB強の2つのmp4ファイルをDVDに変換。コンバートにかかった時間は7時間20分。


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