X作成講座 on FB[04]  (3)コンパイル


 いよいよコンパイルです。

 まずインストールするスタックを用意しましょう。メインルーチンの 00011 に書き込んだスタック名と同じ名前のスタックを同じフォルダ内に作ります。コンパイルと同時にこのスタックに XCMD/XFCN がインストールされますので、このスタックは「閉じて」おいて下さい。(開いたままだとインストールが出来ません)

 フォルダの中を見ると、HyperXcmd.ケ と言うファイルが出来ていると思います。これは複数のソースを管理するためのプロジェクトファイルです。そしてFBには同名のプロジェクトウィンドウが開いています。念のため、このウィンドウの「命令」メニューから「全てをコンパイル」を選択しておいて下さい。


 XCMD を作成するには2通りの方法があります。
 1 HyperXcmd.MAIN を開いた状態でFBの「命令」メニューから「ビルド」を選択
 2 プロジェクトウィンドウの「命令」メニューから「プロジェクトをビルド」を選択

 これで目的の XCMD/XFCN がスタックにインストールされます。

 実験してみましょう。
 スタックを開いてメッセージボックスに put tasu(3,4) と打ち込んでリターンキーを押します。メッセージボックスに 7 が表示されれば成功です。


 うまく行かなかった場合:

 ・コンパイルでエラーが起きた
   ソースを注意深く見直して下さい。

 ・コンパイル時に「ファイルが見つからない」と言われた
   ソースを保存する時は必ず「テキスト」で保存して下さい。
   「トークン」形式で保存するとうまく読み込めません。

 ・HyperCard に "tasu が分かりません" と言われた
   00009 行の第3引数が "XCMD" になっていませんか?
   tasu は値を返すXですから、XFCN として作ります。

 ・スタックが開けない
   00011 行に書かれたスタック名と、実際のスタックの名前を確認して下さい。
   名前が異なっていると「スタックのアイコンを持つ書類」がFBによって
   作られますが、この書類はスタックではないので HyperCard から開けません。
   スタックは必ず HyperCard で作って下さい。
   希に日本語名を付けたスタックが開けないことがあります。スタック名は
   半角英語で付けるようにして下さい。


 これでXのコンパイルは終了しました。Xそのものは一応使用可能状態になっていますが、メッセージを整える作業が残っています。



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