X作成講座 on FB[00]  前置き


 思い返せばその昔、「アプリもXも自在に作れる」と言う触れ込みで出た日本語版FBII を飛びつくように買って、アテの外れた方も少なからずいたのではないかと思います。なぜって、FBII に付属していた HyperCard用のファイルがバグだらけで使いモノにならなかったからです。

 ここでは大きく分けて2つの説明をします。

 まずひとつめは、当時私がいろいろ調べて分かる範囲で修正した HyperXcmd Glue.INCL の解説です。FBII 付属のファイルそのものに直接手を入れることになります。

 もうひとつは、そのファイルを使ってFBII で XCMD を作る手順の説明です。FBII で一般のアプリを作る手順とも、またC言語による XCMD プログラミングとも違った知識が必要になります。


 最初にお断りしておきますが、FBII は XCMD を作成するのに向きません。 XCMD を作りたいのであれば、C言語を勉強して CodeWarrior で作成するのがベストだと思います。私自身、FBII を使って XCMD を作成したことは(実験や勉強を除けば)一度もありません。この講座はあくまで「手元のFBII を活かしたい」という方むけのものです。


 FBのプログラミング作法そのものはマニュアルを参照して下さい。XCMD はコードリソースの一種なので、プログラミングには「ミニアプリケーション」用のコマンド(リファレンスマニュアルで ResEdit のマークのついているもの)しか使えません。これは ToolBox べったりのプログラミングになることを意味します。 ToolBox の参考書としては「Macintosh アプリケーションプログラミング上下」(新居雅行著 DART ISBN4-88648-443-3 ISBN4-88648-444-1 各\3800)をお奨めします。

 またハンドブックの p353 から XCMD についての解説があります。ただし一部ウソや誤訳や妙訳もあるので丸飲みしないように。 HyperCard の XCMD インターフェースの解説はこの講座でも行いますので、参考にして下さい。市販の解説書が欲しい場合は「応用 HyperCard 」(掌田津耶乃著 ASCII ISBN4-89366-114-0 \5400)か、「 HyperCard プログラミング50のエッセンス」(落合徹著 SOFTBANK ISBN4-7973-0138-4 \3200)を併読されると良いでしょう。製品版の HyperCard のマニュアルにも解説があります。


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