この文書は Transcript Dictionary の stackFiles プロパティの項を邦訳したものです。この文書の文責はUDIにあり、またUDIはこの文書についての一切の債務を負いません。 間違いがありましたら eudio@chabashira.co.jp までお知らせ下さい。この文書は必要と思われる時に適宜アップデートされます。


stackFiles

プロパティ
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同義語
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(なし)


オブジェクト
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stack

プラットホーム
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Mac OS システム サポート
Windows システム サポート
UNIX システム サポート


参照:
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filename of stack property, mainStack property, mainStacks function, stackFileType property, there is a operator, About main stacks, substacks, and the organization of a stack file

概要
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stackFiles プロパティは、スタックとそのファイル名のリストを保持する。開いていないスタックをハンドラから参照しようとする時、このリストが使われる。

構文
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set the stackFiles of stack to stackFileList

実例コード
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set the stackFiles of this stack to "My Dialog,Custom Dialogs.rev"

コメント
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stackFiles プロパティは、開いていない、或いはメモリに読み込まれていないスタックをハンドラから参照するために使う。

値:
スタックの stackFiles プロパティは、1行につきひとつのスタックリファレンスを持つリストである。

ひとつのスタックリファレンスは、スタックの short name と、カンマと、そのスタックが入っているファイル名とから成る。(ファイル名がスペースで始まっているのでない限り、カンマの後ろにスペースは入らない)

デフォルトでは、新しく作られたスタックの stackFiles プロパティは、empty である。

コメント:
ハンドラがカレントスタック以外のスタックを参照しようとすると、Revolution はスタックを探すために、現在ロードされている全てのスタック(とそのサブスタック)をチェックする。もしスタックが見つからない場合は、Revolution はカレントスタックの stackFiles プロパティをチェックしてスタックの場所を特定し、そのスタックをメモリーに読み込む。

メインスタックの stackFiles はサブスタックにも受け継がれる:サブスタックにあるハンドラが、ロードされていないスタックを参照しようとすると、Revolution はサブスタックとメインスタックの両方の stackFiles をチェックする。

重要! Transcript は defaultFolder を基点としてファイルパスを決定するが、stackFiles はスタックのあるフォルダを基点とする。


邦訳/文責:UDI
2002.09.04

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