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Tip of the Week! 1
実行中のスタンドアローンスタックのセーブ

 Revolution がサポートするOSの多くは、実行中のアプリケーションファイルに変更を加えることが出来ない。OS間の整合性のため、Revolution はこの制限を全てのプラットホームに強制する。

 しかしスタックをセーブすることは可能である。変更を保存したいスタックはスタンドアローンに加えずに別ファイルとする。これらのスタックは全て "data" と呼ばれるフォルダに置き、変更の必要のないスプラッシュスクリーン(訳注:一種のオープニングデモ)のようなスタックだけをスタンドアローンとして作る。このスタックはセーブしたいデータを持つ他のスタックをナビゲートする役割を負う。

 Distribution Builder はこのプロセスを自動的に行うことが出来る。例えば複数のスタックを扱う典型的なケース(最初のひとつはセーブする必要のないスプラッシュスクリーンであり、他はセーブが必要なスタックという構成)では、以下のような手順となる。

1 Distribution Builder の Stacksタブで普通にスタックを add したあと、左側のリストでスタックを選択し、"Move subStacks into individual files" ラジオボタンをオンにする。

2 "Auto apply stackFiles information to mainStack" チェックボックスをオンにする。これは各スタックのセーブ情報をメインスタックに保存するオプションである。この機能について詳しくは Transcript Dictionary の stackFiles プロパティを参照のこと。

3 このオプションを有効にするために、stacksタブから戻って "Create folder for subStacks" ラジオボタンをオンにする。フォルダ名はデフォルトの "data" のままにしておく。

4 あとは、Distribution Builder に必要な情報を、普通に埋めていく。

 スクリプト中で "save" コマンドを使って、メインスタック以外の任意のスタックをセーブすることが出来る。スタックはそれぞれ独立したファイルであるので、必要なら保存したいスタックだけをセーブしなさい。

 この他に、データを外部ファイル(例えばテキストの初期設定ファイル)に保存する方法もある。多くの場合、これは必要なデータを保存するのにシンプルな方法である。また設定リストをテキストで保存しておいて、それをユーザーにテキストエディタで編集させると言うことも出来る。


邦訳/文責:UDI
2002.08.31
2002.10.27

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