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PCLOSの「sda1が無いよう」

2017年12月14日

 PCLOS は boot 時に「sda1が無いよう」とエラーを出して、無駄に1分待たされるようになることがある。システムをいじったり HDD を入れ替えたりすると起こるようだがよくわからない。 initrd 内の HDD 指定が UUID 決め打ちのために起こる現象らしい。うちの PCLOS はずっとこの状態で、だからシステムの起動に2分近くかかっているのだけど、普段はスリープで運用しているので困らなかった。

 ところがこのところ別パーテーションに PointLinux を入れて、しかもそれがトラブル続き(いや壊したのは私なんだが)で頻繁に再起動を余儀なくされる。んで PCLOS を立ち上げようとする度に、無駄な1分を強制される。これはいけない。 initrd を作り直せば UUID の不整合が治るらしいので、思い切ってやってみることにした。

 いきなり #mkinitrd と打ってみるとヘルプが出た。ご丁寧に (ex: mkinitrd /boot/initrd-3.18.1-pclos1.img 3.18.1-pclos1) と例文まで提示してくれる。この通りに打ってみたら「それはもうあるから」と怒られた。そこでファイル名を /boot/initrd-test.img として再度トライすると、ファイルがちゃんと出来上がる。おぉ。

 grub 設定のある /media/PointLinux/boot/grub/grub.cfg を開き、PCLOS のエントリー部分をコピーしてテスト用のエントリーを作る、initrd /boot/initrd.img の部分を initrd /boot/initrd-test.img に書き換え、エントリー名を PCLinuxOS-test に変えて再起動。 PCLinuxOS-test を選ぶと、あの無駄な1分を待たずにすっと起動した。やったね。

 あとは古い /boot/initrd-3.18.1-pclos1.img を削除したのち、新しく作った initrd-test.img をリネームする。念のため再起動。よしよし、起動時間が半分くらいになった。やってみれば簡単な作業。以前もトライしたことがあるような気がするが、多分その時は何かしくじって失敗している。まぁ今更 PCLOS のスキルを上げたところでアレなんだけど、ひとつ勉強になった。



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