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nx48をバラす

2015年09月19日

 そも最初に入手した nx4820 がまさかの HDD コネクタ欠品だったところから事は始まる。仕方がないのでそれ目的でバックライト切れの nx4800 をお安く入手したはいいが、手元に残った nx4800 が不憫だ。

 単なる予備部品として転がして置けばいいのだけれど、やっぱり動かしてみたいのが親心。いや産んだ覚えはないのだが。ヤフオクを覗くと「起動しません」の nx4800 がこちらを見ている。悪い病気だなぁと思いながら最低価格で入札、誰も競ってくれないまま落ちる。そう、iBook も ThinkPad もこうして増えて行った。

 届いてみると品物はちゃんと起動する。普通なら喜ぶところだが、綺麗なニコイチにならないことにがっかりする。しかも当てにしていた液晶は起動直後真っ赤ののちうっすら。これ蛍光灯かなあ。最初からうっすらよりはマシだろうと、2つの nx4800 をバラして液晶交換。あれ、状態が変わらない。インバータを移植したら症状も移動した。そうか、これインバータの故障か。

 最初からわかっていた 512メモり2枚と 80GB の HDD で落札代金の元は取れているが、嬉しいことに綺麗なキーボード、40分持つバッテリー、そして DVD-R ドライブが手に入った。単体で DVD が焼けるのはありがたいし、40分保つバッテリーは普段使いに惜しげがなくていい。キーボード自体は壊れていたが、綺麗なキートップを再利用出来た。念のため CPU クーラーを回収。

 分解は戸惑うところが少なかった。本体裏の見えるところ(HDD室含む)のネジを全部外せば、ラッチボタンのところで少し引っかかりながらもバキバキと裏蓋が外れて行く。もっとも後でわかったことだが CPU 周りをいじるんでなければ裏を開ける必要はない。光学ドライブもネジ一本で外れる。(このネジは他と違うので注意) スピーカーは左右一体でそこそこの容量だが、コーン自体は思ったより小さかった。この筐体にしてはいい音がする。

 バッテリー室の小さなネジを5つ外すとキーボードのベゼルが外れ、キーボードやリッドの取り外しが可能になる。リッドを外すには裏側にある無線LANボードのアンテナケーブルを外してずるずると表に引っ張り出さないといけないが、全体にシンプルで作業はしやすい。液晶ベゼルはゴムで隠してある6つのネジを取ればバキバキと外れる。ヒンジ側がちょっと冷や汗ものだった。液晶本体やインバータボードの交換も簡単。で、全てを終えて出来上がったのは、結局バックライトが点かない nx4800。何のための作業だったのやら。

2015年09月19日

 上の文章は nx4820 上の PCLOS を日本語モードにして Pluma で書いたものだが、nx48 のキー配列が酷いのと、Pluma で日本語をダブルクリックするとヘンなところが選択されるのとでものすごーく疲れた。 Pluma 以外のテキストエディタ探した方がいいかなぁ。

 出来上がった nx4800 は、LMDE2 を入れて何度か起動しているうちに液晶の機嫌が良くなって来た。起動直後は赤いがその後だんだんマトモになってくる。輝度調整とかアプリ立ち上げとかのタイミングでいきなり真っ暗になったりもするが、このまま調子が戻ってくれるといいなぁ。

2015年09月19日

 LMDE2 で b43-fwcutter をインストールしたら内蔵無線開通。ラクだ。

2015年09月20日

 バックライトは相変わらず起動時に赤いが、使える時間がだんだん増えている。消えても一旦スリープさせると復活する。ふとたくさん余っている iBook の蛍光管が使えないだろうかと夢想する。縦の長さはほぼ同じはず。 内蔵無線不安定。頻繁に切れる。ソフトの問題かハードの問題か不明。 nx4820 と nx4800 が同じ 1.5GHz であることが判明。嬉しいようなつまらないような。

2015年09月20日

 どうも nx48 の蛍光管はディスプレイ長辺側に入っているらしい。 iBook のは使えないや。バックライトがいつ消えるか分からないマシンは使い物にならないので、結局予備部品コーナー行きとなった。

 久しぶりに X23 と 1157 に LMDE やら wattOS やら入れて Synaptic からアップデート。あぁトラックポイント最高。

2015年09月25日

 PointLinux の HDD を X23 に入れてアップデート。スリープからの復帰に失敗。同じ HDD を nx4800 に入れ、b43-fwcutter をインストール。内蔵無線認識。バックライトは相変わらず不安定だが、スリープ復帰問題無し。

 困った。愛しの X23 が使いものにならなくなりつつある。Debian 8 と相性悪いのか、それとも MATE のバージョンか... そりゃマシンとしての能力で言ったら nx48 と X2x じゃ比べるべくもないが、やっぱりトラックポイントとキーボードがねぇ。 nx48 は実用マシンにはなり得るけど、うちのメインマシンにはなり得ないな。

2015年09月27日

 nx4800 から無線LANカードを回収していたのを思い出し、予備に置いてある TX2513 CWSK に付けてみようと思ったら、あれれ、見るからに miniPCI のスペースにコネクタが無い。どうやら東芝にとって miniPCI はメーカーオプションを取り付ける場所らしい。もう一台、TX2513CDSTJ の方は正体不明のカードが刺さっているので、これを nx4800 のものに差し替える。 b43-fwcutter をインストールし /etc/rc.local に modprobe b43 を足したら目出たく無線LANが開通した。

 それにしても TX2513 に元から入っていたカードの正体が分からない。アンテナが繋がっているところを見ると(アナログの)テレビチューナーではないかと思うのだが、手がかりになる品番などが見つからない。ちなみに、せっかくのアンテナなので無線LANカードに繋いでみたら、少しだけ感度が良くなった。テレビだとすると波長が随分違うはずだが、無いよりマシらしい(笑)



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