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Q4OSを試す

2015年06月13日

 R31のLMDE2をなんとなくいじる。起動直後の文字化け(?)を直す方法は無いかしらん。起動オプションに noapm やら nomodeset やら vga=788 やら試して、なんだかいろいろ悪さしてるような気のする LibreOffice も削除して、でもなんともならない。フォントのキャッシュが効きさえすればあとはスムーズ。何かそのへんの設定が足りてないのか。

 どこかのブログを眺めていたら、Trinityと言う文字が目に入った。 KDE(3)のフォークだそうで、GNOMEに対するMATEみたいなもんらしい。で、これを使ったQ4OSというのがDebianベースの軽めのディストリだというのでまずはisoをダウンロード。バージョンは 0.5.30 とある。そのあとQ4OSについて色々調べていたら、最新版は 1.2.4 らしいのでこれも焼く。どちらも300MB台の軽いものであった。

 まずは 1.2.4 を R31 に突っ込む。起動速っ! Lubuntu と同じインストーラに見えるが、要するにDebianのテキスト版インストーラなのだと思う。途中まで進んだところで「カーネルがありません」。なんだそれ。

 仕方ないので 0.5.30 のCDを突っ込んでインストーラを立ち上げる。こちらは問題なく進んで行く。流れで、と言うか、勢いで、と言うか、LMDE2 の入っていたパーテーションにインストール完了。さよなら LMDE2。なのにHDDから起動させると画面真っ暗。 iBookで初めて Lubuntu にトライした時のことを思い出す。

 このHDDをそのまま遊んでいる X24 に突っ込むと、何の問題もなく起動した。メモリ384にも関わらず特に重い感じはしない。まごつくようなところは無いが、KDE系は初めてなので何をどうしたらいいのか分からない。デザインはWindows風。メニューは未整理で無駄に深い。

 ターミナルから apt-get update のあと apt-get install kmahjongg すると、インストールが延々と終わらない。もしかして勝手にシステムをアップデートしてる? 30分くらいでやっと終わって開いた kmahjongg は、他のディストリのと全く同じでした(てかむしろこちらが本家)。 ウェブブラウザはKonquerorというものだった。ミクシを開くと死ぬ。何度やっても死ぬ。Midoriと同じ。調べるとどちらもWebKit。

 X24 で動くならばと 1.2.4 のCDを入れてインストール作業を始めると、やはり「カーネルがありません」。 CDの完全性チェックと言うのをかけたらエラーが出た。焼くの失敗したのかしらん...

 今のところ特にわくわくするような要素が見つからない。Windowsに似せたデザインがそうさせるのかね。

2015年06月13日

 Settings からいろいろいじる。Composition をオンにしたらウィンドウ操作がめちゃめちゃ重くなった。以前 KDE を触った時、CarioDock を触った時、Fedora Compiz を触った時の、あの重さ。 MATE や xfce ではウィンドウに影を付けたり半透明にしたりしたくらいで重くならないのだが、何か基本的に大きな違いがあるんだろうか。

 とりあえず Q4OS はパスかな。 KDE が好きでないのかもしれない。

2015年06月14日

 ウィンドウの影の付け方が分からないまま画面周りがくそ重くなったので transparent を切る。今のところこのへんの設定が簡単に出来るのは MATE と Xfce だけで、LXDE でも未だに影が付けられない。私は何を間違ってるのだろう。

 コントロールパネルのインターフェースに少し慣れて来た。要するに Windows だ。アイコンが「機能」を表しているのか「カテゴリ」を表しているのかが分かりにくく、ある機能に達するのに複数のルートがあって簡単に迷子になる。やたらクリックの数が多く、俯瞰するためのツリー表示も必ずしも見易くない。 Windows に慣れ親しんだ人にはこれが使い易いのかも知れないが、私にはちょっとした悪夢。ブラウザベースの設定インターフェースはこうなりがちな気がするが、HTML1.x の頃のホームページじゃあるまいし、もう少し工夫の余地がありそうに思う。これが Trinity 独自のインターフェースなのか KDE のものなのかは良く分からない。

 ウェブブラウザ Konquerorが調子良くないので他のを試そうとするが、Synapticが見つからない。 apt-get は使えるが、そもどんなアプリがインストール出来るのかが分からない。ネットで Q4OS の情報はとても少ない。やっとこパッケージマネージャの GUIアプリが Apper らしいと分かって apt-get install apper。 Apper 上で browser で検索して懐かしい Surf の文字を見つけてインストールするがどうも失敗の様子。 Chromium もインストールしてみたが起動しない。なんだか分からん。ちなみにルートターミナルを開く時になにやら警告が出た。そう言えばパスワードを要求されないが、もしかして root のパスワードを設定しないといけないんだろうか。

 これらの使い心地の悪さは、もしかしたら KDE に不慣れなせいかも知れない。そも使ったことのない KDE系を試そうと思ったのが発端だから自業自得...とまで言わないにしても、自ら招き入れた苦労ではある。余裕があったらまたいじるつもりだが、他に気になるディストリが現れたらさっさと消してしまうかも知れない(笑)

2015年06月14日

 KDEから連想されるような重さをまるで感じない。起動直後のメモリは100MBに満たなかった。ただ日本語入力環境が無い状態だし、ベースの Debian は7.8だと思うので、8ベースの KonaLinux3.0 などとは同列に比較出来ない。 1.2.4 だとIMを入れて180くらいにはなるんだろうな。それでも KDE系としては破格の軽さなんだろうけど。

 メニュー全てに、例えば Konsole - Terminal Program のように、コメント(説明)が付いているのはありがたい。ただし操作性が酷い。斜め下のサブメニューを選ぶ時に「斜め空中移動」が不可で、この深いメニューを延々とクランク運動で掘り下げなければならない。普通は遅延を入れるものだと思うが随分雑な作りだ。なんだか DOS 時代に戻ったみたい。このメニューの動作が KDE 共通のものだとしたら、私には KDE は合いそうもない。


2015年6月15日

 ウェブブラウザ使用中に ctrl キーを押したらリンクやボタンに一斉にシルシが表示された。マウスを使わずキーボードだけでブラウジングしようという魂胆か。慣れれば便利で速そうだ。もし KDE 全般にその考え方が貫かれているなら、メインメニューはキーボードから使うものであって、マウスでちんたらやってるのは初心者のみなのかも知れない。




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