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トラックパッドの設定

2015年02月25日

 久しぶりにiBookのLubuntuを起動。やっぱりトラックパッドが使いにくいので色々設定を探し、ツールを求めてネットをうろうろする。ポインタの移動がめちゃくちゃ早くて、しかも「滑る」感じがする。Lubuntuに用意されているGUIの設定ツールで一番遅くしているのだが、設定が効いてないのか、効いているのにまだ早すぎるのか...

 それまでiBookで検索していたワードをPowerBookにしてみたら、OSXのマウスポインタの話が複数ヒットした。曰くWindowsからMacに変えると、まず最初に困るのがマウスだ、と言う。それを解消するツールもあるらしい。

 マックのポインタは早く動かすとより早く、そうでない時はそれなりに写del動く。これは当たり前の、とてもいい工夫だと思っていた。ところがマウスで操作するアクションゲームでは非常に具合が悪いらしい。Windowsにも加速機能はあるが、ごくごく控えめだ。しかもマックでは動き始めにわざと遅延を入れているという。これも当然の処理と思うがゲームにとっては邪魔者だ。そうか、それでWindowsのマウスは馬鹿っ早くて落ち着かない、滑るような感じがするのか。私がいつになってもWindowsに慣れないのと同じく、生粋のWindowsユーザーにとってマックのマウスは鬼門なのかも知れない。

 それまでLinuxはもっぱらThinkPad(タッチパッドではなくトラックポイント)で使っていたので、この差異に気づいていなかった。iBookやPowerBookでLubuntuを使うとトラックパッドが使いにくいのは、設定が悪いのだと思っていた。LavieやdynabookにLinuxを入れてなお、Windowsマシンはトラックパッドの出来が悪いなぁとしか思っていなかった。が、問題はもうちょっと奥にあった。これらは「不具合」ではなく「仕様」だったのだ。

 良く分からないのは、このアクセラレーションやディレイの処理を「誰が」やっているのか、だ。最初はファームのプログラムだと思っていた。ところがiBookにLinuxを入れたらポインタの動きが変わった。つまりこれはOSがやっていることなのだ。しかもOSXのこのディレイを切るツールが存在するという。ならばLinuxでもポインタの動きを「MacOS風」に変える設定やツールがありそうなものだ。Synapticsと言うのがそれではないかと思い、設定ファイルも書いてみたのだが、何やらエラーが出て機能しない。

 問題が少し見えて来た。Synapticsをいかにインストールするか、なのかも知れない。Synaptic(ややこしいな)にはそれらしいlibがたくさんリストアップされるのだけど、なんでこんなにたくさんあるのか分からない。もしかしてどれかが「マック風」なのか? ついでに言えばiBook+Lubuntuは音も鳴らない。内蔵AirMacも繋がらない。どれもドライバのような気がする。いやiBookでLinuxをばんばん使いたい訳じゃないんだけどね。解決しないままじゃ気持ちが悪いだ。

2015年02月26日

 ちなみに昔のクラリスワークスでは、マウスポインタがオブジェクトの近くに来ると突然動きが遅くなる、という現象があった。最初はバグだと思っていたのだが、もしかしたら、細かい要素が増え過ぎたGUIに対応すべく考えられた工夫だったのかも知れない。初期のOSXもそんな動きをしていたような気がする。どちらにしろ非常に使いにくかった(笑) マウスも奥が深いね。

2015年02月26日

 今確かめたらOSX10.4でもウィンドウのクローズボックス周辺でポインタが遅くなる(ボタンに吸い付く)動作が見られた。MacOSにはこの手の地味〜なチューニングが山ほどもあって、それがマックをマックたらしめていると思う。

 ちなみにマックのマウスポインタの加速は System 6 辺りで導入されたもののように記憶しているが、当初は賛否両論だった。Windowsでは、多少マニアックだが、レジストリの書き換えで加速度を変えられるらしい。ここが詳しくて面白かった http://07.net/mouse/ 。Linuxでこれが出来ないはずは無かろうと思うのだが、まだ良く分からない。

2015年02月27日

 にゃはは。iBookのLubuntuが起動しなくなった。Xの起動に失敗してCUIに落ちてしまう。困った。最後に何をしたのか覚えてない。ので、何を壊したのか分からない。対処のしようがない。こりゃ再インストールか、さもなくばこのままフェードアウトか...

2015年02月27日

 iBookをターゲットモードで立ち上げ、FireWireでdynabookに繋げたら、外付けディスクとして認識した。iBookはHDDの交換は恐ろしく難度が高いが、この機能は便利だな。

 しかしrootになればヨソのマシンのHDDの中身が全部見えちゃうなんて、このへんのセキュリティはどうなっているんだろう。rootのパスワードが同じだから、なのか? 暗号化したとしても、せいぜいホームだけだろう。システムいじり放題なのは楽だけど、本来どうあるべきなのかがよく分からない。

 で、HDDを眺めたところでXが起動しない理由を突き止められるほどのスキルも無し。本来はログを読めばいいのだろうが、どこにある何のログを読めばいいのか分からない。諦めずに、そのうちぼちぼちやろうかね。そういう勉強は必要だ。

2015年02月28日

 DynabookのPCLOS Xfceのコントロールセンターにあるマウスの項目で、アクセラレーションを設定したら、トラックパッドの具合が良くなった。ちょっといじっただけでほぼ違和感ゼロ。iBookと同じ感覚で使える。なんだやれば出来るじゃん、と思ったが、MATEのマウス設定ではそんなに細かく設定できない。うーむ。この設定パネルがどのディストリにもあるといいのに。

2015年03月04日

 ArchWikiのTouchpad Synapticsのページを一生懸命読む。どうもGNOME(とMATEとCinnamon)にはSynapticsの設定を上書きするデーモンがあるらしい。dconf-editorをRUNしろと書いてあるので試しにターミナルから打ち込んでみる。システム設定を書き換えるツールが起動した。記事の通り org - mate - peripherals - touchpad と辿ると(実際は - mate - desktop - peripherals - )、なるほどチェックボックスがある。試しにhoriz-scroll-enabledのチェックを外したら水平スクロールしなくなった。おお、やっと来たか?!

 ちなみにmouseの項目を見るとアクセラレーションが-1.0になっている。やっぱりか。タッチパッドを速く動かすとポインタが遅く動くという逆の動きをしていたのだ。何のための設定なんだか。

 で、このmouseの項目で設定するのではなく、MATEがSynapticsを無視するのをやめさせるために、org - mate - SettingsDaemon - plugins - mouseを開き、active のチェックを外す。そしてxorg.conf.dにある50-Synaptics.confのVertEdgeScrollを0にしてみる。Xを再起動。やった!トラックパッドを使っての縦スクロールが出来なくなってる。.confファイルの設定が初めて反映された!

 あとは50-Synaptics.confを好きなように書き換えるだけ。ああやっとSynapticsが使えた。そうか、そういうことだったのか。そう言えばLavieもdynabookもMATEばかりだった。ありがとうArchWiki。これでWindowsマシンのタッチパッドも使える。 ...あれ? iBookのLubuntuは...??

2015年03月04日

 そもiBook-Lubuntuのトラックパッド設定をなんとかしようとしていて、いつの間にかdynabookのタッチパッドの設定に辿り着いた。加速曲線が違うのか違和感無しとまで言えないにしろ、お陰で使い勝手はかなり良くなった。

 で肝心のiBookはどこをどうしたのかXが立ち上がらない状態になったまま。とりあえずCLIでログインすることは出来るのでX11ディレクトリの怪しいファイルを殺してみたが反応なし。そもこのディレクトリにxorg.confやxorg.conf.dが無いと言うのがよく分からない。次にstartXと打ち込むと、なまじロケーションを日本にしてあるために、文字化けしたメッセージがずらずらと表示される。んじゃってんでXとだけ打ってみると、xserver-xorgをインストールしろとかそんなメッセージが出た。まさかそれで直るとも思えないが、WiMAXをUSBで繋いで、apt-get installコマンドを打ち込んでみる。作業が順調に進んでreboot。あれ?Xが起動した(喜

 以前もこの作業で復活したことがあるような気がする。やってみるもんだ。それにしてもLinuxは強いねぇ。

 iBookのトラックパッド設定はやっぱり分からずじまい。Lubuntuのツールで設定するといくらか動きが変わるので、このツール自体は生きているようだ。が、およそ好みの設定にはならなかった。せめてタップだけでも止めたいなぁ...



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