< PrevIndexNext >
Linux棚卸し

2015年02月20日

 一昨年秋にiBookにLubuntuを入れて以来、いくつかのマシンにインストールはしたものの、基本的にターミナルを使う作業を避けて来たせいか、結局のところLinuxについて何も分かっていない。wattOSと1157の組み合わせで音が出ないのは何故なのか、PCLOSで無線が切れやすいのは何故なのか。モジュールとは何なのか。HDD上には何が保存されていて、インストールとはどういうことなのか。grubはどう使い、トラブった時はどうするのか。

 ネット上には膨大な資料があるものの、それを液晶で読むのは目が辛い。ターミナルを使いたくない理由も実は目だ。先日久しぶりにSuperCardのスタックのメンテナンスをしたが、スクリプト画面を見るのが辛すぎる。iBookの14インチを試したり15インチのdynabookをいじってみたりもしたが、どうも大きさの問題ではないようだ。老眼と言うより眼精疲労か。MacOSの面白さはToolBoxにあったように思うが、このままだとLinuxの一番面白いところに触れない。ちと悔しい。

 ここでLinuxの棚卸し。時々各マシンの状態をリストアップしとかないと、自分でも分からなくなるので(笑)

iBook G3 / Lubuntu
 たまにアップデートをかけつつ放置状態。いつかMintを入れてみたいと思っているが、どちらにしろ1ボタンでLinuxのデスクトップは厳しい。...そうこうするうち、もしかしてPPCのMintって無くなってる?

TP1157 / Lubuntu ->wattOS LXDE、MATE、Xfce
 一番最初に入手したLinux用ハード。840円。セレロン500、メモリ最大搭載量320MBの13インチ。FDDもCDDもイーサもなくUSB起動も出来ないが、HDD交換が容易なので他のマシンでインストールしたものを利用する。メモリの制約からwattOSほぼ一択。お気に入りのマシン。

TP R31 / PCLOS LXDE ->LMDE MATE、Xfce
 2台めのマシンはセレロン1G、メモリ最大搭載量1GB、14インチでDVD/CD-RW内蔵と豪華だが、3kg弱と重いのが難点。チップセット統合型グラフィックのためかUbuntuベースのディストリは多分全滅。ただしAPMとACPIを切ればRedHatもDebian系も動く。試用中のLMDEは少々バギー。

TP X24 / PCLOS LXDE -> PCLOS MATE
 現在のLinuxメイン・マシン。厳密に言うと中身X23のX22と、X23と、X24の3個体がある。PenIIIM733-1.13。黒い12インチは白iBookと好対照でお気に入り。ドッキングステーションでFDDとDVD/CD-RWが使える。うちのマシンではライブCD起動確率が一番高いためインストールマシンとしても活躍。メモリ最大640MBはLXDEなら余裕があるが、MATEではギリな感じ。X31にステップアップしたいような、そうでもないような。

dynabook TX2513 / PCLOS MATE、E19、Cinnamon、LXDE、KDE
 唯一のUSB2.0マシンで他よりも世代が新しい。セレロン1.3、現在512+256MB。15インチ液晶DVD-R内蔵なのにスリムで軽い。今のところデスクトップ比較マシンになっているが、KDEは無茶だった。ネット動画が比較的ストレスなく再生出来るので、それ方面での利用になりそう。

 ちなみに我が家のマシンで感じる各デスクトップの重さ比較はこんな感じ。
LXDE << Xfce = MATE < Cinnamon <<<<<<<<<<<<<<<<<< KDE

 XfceとMATEの順位は微妙。MATEはスワップで待たされることがあるが、それはHDDのランプを見ていれば分かる。ところがXfceは数秒間完全ダンマリになることがある。実際の重さやスピードはともかく、うちではMATEの方が精神衛生上よろしい。

 E19はデフォルトでタップ機能がオンになっていたのでほとんど触っていなかったが、先日xorg.confで禁止して、やっとログイン画面の誤クリックも止まった。ただグレイを基調としたデフォルトカラーが眼精疲労の目に厳しい。色を変えようとセッティング画面を眺めてみたが、細かい設定項目がたくさん(本当にたくさん)あるのに、メニューやウィンドウの色を変える方法を見つけることが出来なかった。気の利いた(或いは煩わしい)エフェクトが随所に埋め込まれているのに動作は軽く、好きな人にはたまらないだろう。素性はいいんだろうけど、今の私にはもう少しシンプルなのが欲しい。「○○風セッティング」が一発で出来るツールとかないかな。

 CinnamonにScaleというツールがあって、OSXのExposeみたいなことが出来ることを見つけた。ポインタを画面右上に持って行くだけでウィンドウのサムネイルがさっと表示される。他のデスクトップでも出来ないかしらん。Compizの一部?

 wattOSのXfceのThunarにはゴミ箱がないが、PCLOSやLMDEのThunarにはある。どこかで設定が必要なんだろうか。まぁゴミ箱使わないけど...。

 PCLOSのXfceでalt-tabのアプリ切り替えが効かない。これもどこかで設定を見落としている可能性がある。ちなみにLXDE、Xfce、E、OSX10.4はアプリ・アイコンのリストによる選択だが、MATEとCinnamonはウィンドウのサムネイルが表示されるので親切だ。

 dynabookでGNOME MPlayerを使うと、動画の色がおかしくなる。一度この現象が起きるとSMPlayerで開き直しても色がおかしい。ログインしなおしてSMPlayerで開くと正常に表示される。何が起きているのだろう。PCLOSのXfceでは他にもいくつかバグと思われるものが見つかった。

 CinnamonもEnlightmentもXfceも、「あ、いいな」と思わせるところがあるけど、少なくとも現バージョンで、うちのマシンに限定すれば、MATEが安定していてバランスがいい。ただしMintメニューは少し重いので、パネルから除いている。もうしばらくこねくり回してみるつもりだけど、結局wattOS-MATE、PCLOS-MATEに回帰しそうな気がする。

2015年03月07日

 PCLOS Xfceではdynabookの液晶バックライト調節(Fn-F6/F7)が効かない。これは厳しい。どこかに設定があるのかなぁ。

 1157の液晶ヒンジが突然弱った。垂直から向こう側へ30度も倒すと自立が難しくなる。ああせっかく白化を修理したのに。お気に入りだったのに。オークションでも1157はまず見かけない。570のヒンジを移植出来ないかな。ノートはこれが弱点だなぁ。

 iBookのLubuntuにCompizがあって、ここに「スケール」と言うのがある。Cinnamonにもある、OSXのExposeみたいなものだと思うのだが、そもそもCompizが有効にならない。Synapticsの設定も無視されっぱなし。トラックパッドの設定で右クリックがタップで出来るようになれば、一気に実用度が増すのだが。


< PrevIndexNext >
inserted by FC2 system