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PCLOS MATEを試す
2014年10月05日

 最初の成功体験というのは強いもので、iBookで初めて起動したLinuxであるところのLubuntuのデスクトップ環境LXDEが、なんとなく好きである。んで次に好きなのがR31で初めてマトモに使えたLinuxであるところのPCLOS。現在のメインディストリがこの組み合わせPCLOS LXDE版になるのはある意味必然とも言える。実際PCLOSはいろんなマシンで安定して起動するし、LXDEはシンプルで使いやすい。

 これまでいくつものディストリを試したが、起動したものの中で気になっていたのがMintだ。Linuxらしからぬ(?)その美しい画面は、LXDEの簡潔さとはまた違った魅力があるように思えた。で、そのデスクトップ環境であるところのMATEをちょこちょこ(LMDEやwattOSで)試している訳だが、灯台下暗し。PCLOSにもMATE版があった。HDDに空きがあるし、試しにインストールしてみるか。

 MATEは、タブレットに対応したGNOME3を嫌った人たちが、GNOME2を元に作ったものらしい。歴史あるGNOMEのある意味正当後継者で、だからアイコンセットにはあの足跡マークもある。OSXのスクロールが逆になったことが話題になったが、Linuxの世界もタッチスクリーン系のUI対応でバタバタしている。UbuntuのUnityも評判はさんざんだ。OSXは先に行く以外に選択肢は無いが、Linuxは古いUIも残して欲しい。多様性と古いマシンのサポートは、Linuxの大きな魅力だから。

 ちなみに現在HDDにインストールしているディストリは以下の通り。

X24:PCLOS(LXDE) / Lubuntu(LXDE) / PCLOS(MATE)←今回追加
X23:Mint Debian(MATE)
1157:wattOS(LXDE) / wattOS(MATE)
iBook:Lubuntu(LXDE)

 見事にLXDEとMATEだらけ(笑) いつかiBookにMintを入れてみたいなぁ。wattOSは軽量命だから多少の不便は我慢するが、使えないメニューがあったり文字が見づらいなどMATE版は明らかに未完成。LMDEは優雅だがセレロン0.833GHzメモリ0.64GBには少し重い。PCLOSとMATEの組み合わせなら、このへんうまく行かないかしらん。

 実際にインストールしてみるとPCLOSにMATEが乗ってるだけだから特筆するようなことは無い。ただなぜかうちでは起動するたびにディスプレイ関連のエラーダイアログが出る。xorg.confで対応すべきか起動コマンドに書く問題なのか今のところ不明。奇麗でも可愛くも分かりやすくもないデフォルトアイコンは即座に替えた。cajaをスーパーユーザーで使う方法が分からない。guiを使ってroot権限で起動させるナニカがあった気がするが、つい先日やったこの作業を既に思い出せない(笑) gksudo??

 Linuxを使っていて一番面白いのは、やっぱりOSのインストールかも知れないと今回改めて思った(笑) だってうちのマックはもう枯れた環境だから、何かイベントがあるとしても「故障」くらいだし(^^; 

2014年10月06日

 再起動が出来ない(システムを落とせずフリーズする)ことが判明。あと何故か無線が不安定ですぐ切れる。文字入力で取りこぼしが発生。音が出ない。うーむ。Mint以外でMATEがまともに動く環境はないのか。まぁ原因究明して対応出来ないこちらが悪いと言えば悪いのだが。あとgksudoを使ったcajaの起動は出来ないらしい。

2014年10月09日

 起動オプションにnomodesetを加えたらディスプレイ関連のエラーが出なくなった。たまたまなのか処置が正しかったのか不明。なぜか電源を落とせるようになった。なぜか無線が安定した。なぜか文字入力がスムーズになった。音は、設定すれば出るようだが、再起動でミュートに戻る。

 ちなみにThinkPadの音が悪いのはスピーカーのせいだと思っていたのだが、外部スピーカーを繋げても酷い。オーディオチップか、Linuxのmp3デコーダーの問題?

 メインメニューが数秒固まることがある。気持ち悪い。cajaをrootで使う方法はまだわからない。全体にLMDEより軽い(メモリを食わない)が、その分作りが荒い気がする。

2014年10月09日

 cajaをスーパーユーザーで使う方法発見。なんのことはない、アイテム(ファイルやディレクトリ)を選択して open as administrator するだけだった!

 なぜこんな簡単なところに辿り着けなかったのかというと、なんとwattOS MATEのPreferred Applicationの「ファイル管理」が音楽プレイヤーのAudaciousになっていた!から。つまりwattOS MATEでopen as administratorするとAudaciousが起動するのだ。何だかわからないままそういうメニューなんだなぁと思っていたが、PCLOS MATEで同じことをするとアイテムがスーパーユーザーで開く。あちゃー。まさかこんなトラップがあるとは。あとこのメニューが「編集」メニューにあるというのも分かりにくかった。ファイルかオプションだろー。

 メインメニューが固まる問題は、アイコン取得に時間がかかっているからっぽい。一旦開けばキャッシュされてスムーズになる。そう言えば文字入力やら無線やら、いつの間にか安定した問題は、実はみんなキャッシュで解消されたのかも知れない。初期設定値が未設定なためにプログラムに不具合が出ることは、プログラムを作る側としてさんざん体験済み。しばらく付き合ってみるのは大切だな。

 全体にかなり使いやすくなってきた。悪くない。でもやっぱりMATE使うならMintかなぁ...

2014年10月10日

 PCLOS MATEにMintメニュ−が用意されていることを発見。へぇ。

2014年10月11日

 Linuxの日本語変換のことはよくわからないが、うちではSCIMとAnthyの組み合わせが安心。PCLOS LXDEで使っていた辞書(~/.anthy/private_words_default)をコピー。キーバインド設定。

 リッドを閉じるとサスペンド、開くと復帰する。便利。復帰時にパスワードを要求して来ないのは困る。設定はどこだ。ハイバネーションのメニューはない。むむむ。

 メニュー構成が分かりにくい。「システム」に「設定」と「設定管理」「コントロールセンター」があり、「その他のアプリケーション」に「Configuration」「Monitoring」「Terminals」がある。Synapticは「Softwere Center」の中。「File Tools」という項目もあるが、なぜかファイル管理ソフトcajaはメニューのどこを探しても見つからない。PCLOSのメニュー体系とMATEのメニュー体系が統合できてないのかも知れない。

 ちなみにメニュー項目をハイライトさせた状態で右クリックが可能であることを発見した。便利だけど気持ち悪い。多分LinuxやWindowsでは当たり前で、マックではあり得ないインターフェース。

 どのディストリにも必ずkmahjonggをインストールするのだが、レイアウトや日本語訳が微妙に違う。レイアウトが変わるのはウィンドウ設定のせいかも知れないが、日本語訳が変わると言うことは、そこにいちいち人の手が入っている証拠だ。ディストリごとにこの作業をやっているとは、なんとも無駄な労力のことよ。

2014年10月11日

 ふと思ったのだが、/homeを独立させて、LXDE版とMATE版で(なんだったらLubuntuも)共有することってできるんだろうか。いつか実験してみたい項目ではある。

2014年10月11日

 起動オプションからnomodesetを外すとやはりディスプレイ関連のエラーが表示される。良くわからないけどこれで正解だったらしい。

 起動オプションにresumeを加えたらハイバネートのメニューが出るようになった。そう言えばMATE版をインストールした時にswapパーテーションが追加されていたので、「ひとつありゃ充分」だと削除していたのを思い出した。

 ハイバネートで正常に休止/復帰出来ることを確認。ただ起動時にGRUBの選択画面が出るので試しにLXDE版を起動したら、当然のように保存されてたRAMイメージは消えた。両立させるためにはMATE用のswap領域を消しちゃいけなかったらしい。swapパーテーションをUUIDで指定するのはこういう時のためなのね。ちなみにLXDE版からハイバネートさせた場合は、GRUBを飛ばしていきなり復帰する。里に叶っているような、怖いような。

 サスペンドからの復帰でパスワードを要求させるのはスクリーンセイバーの設定だった。ハイバネートもサスペンドも、そしてそれぞれの復帰も、LXDEよりもMATEの方が速い。うーん。MATEをメインにしちゃってもいい雰囲気が漂い始める。

 再起動の度にメインメニューのプチフリーズが再現される。どうもLibreOfficeのアイコン取得に時間がかかっているようだ。長いと4、5秒も待たされる。再インストールしたら治るかしらん。オフィス要らないから削除、という手もある。

2014年10月12日

 なんかパーテーションの指定を間違ったらしい。ディスクの残りが少ないよーってんで確認すると、/Homeが別パーテーションになっていて、/ 側が足りなくなってる。実験がてら /Homeをバックアップして削除、/ を拡大して中に /Homeを入れリスタートしたら、ログイン出来なくなった(笑) ただ今再インストールちう。

2014年10月12日

再インストール完了 やったことメモ

1 SynapticのjaistのURL修正
2 Synapticで全アップデート
3 Lacalizationで日本語選択 エラー出るのでlibSDLをアップデート
4 SCIM-Anthy設定 かな、カナ、全角英数キーバインド設定
5 usmicronをインストール 書類はmodprobe.d、udev、modules.d
6 ThinkPadボタン設定 書類はX11 xorg.conf.d thinkpad
7 ThinkPadキーOSDツール tpdインストール
8 外観の設定からアイコン変更
9 パネル縮小 ウィンドウセレクタ削除 ウィンドウメニュー追加
10 kmahjjonggインストール
11 FireFoxメニュー表示、アピアランス切る、ブックマーク読み込み
12 ユーザー辞書 ~/.anthy/private_words_defaultをコピー

 あとは壁紙とかログイン画面の設定くらいか。ファイルをいくつかコピーしてて、ああcajaとっても使いやすいって思った。パネルのアイテムも気が利いている。LXDEに戻れないかも…

2014年10月12日

 cajaは「ゴミ箱に移動」と「削除」の両方あるのが嬉しい。task-printing入れてプリンタ関連セットアップ。Libre Officeは取りあえず必要になるまで入れない。SMPlayerとSMTuneでYouTubeの動画ダウンロードの準備。なんかもう本気で使う準備しとるな。

 ウィンドウに影を付ける方法が分からない。OSXのメタルっぽいデザインは視認性いい方だけど、影があると断然違う。あとLMDEとの決定的な(?)違いは、あちらはメニューが英語のまま日本語入力が使えるのに、こちらは全部日本語になってしまう点。見た目だけでなく実際誤訳に近いものもあるわけで、英語のままの方が安心。英語に戻す方法は今のところ分からない。

2014年10月15日

 「ローカライゼーション」から英語を選んで再起動。SCIMの設定をしたら、メニューなど全部英語のままAnthyが使えた!

 その後LiveCode6.5インストール。普通に使えるが、なぜかアップデートは失敗する。

 Wineインストール。Safari入れたら起動に数時間かかった上に何も表示されない。モニタを見るとCPUが100%のまま。Wineは諦めて削除した。

2014年10月15日

 LMDEのDesktop settingsのwindowsに「影」を付ける設定を発見。PCLOS MATEとwattOS MATEでも、WindowsメニューからEnable software compositing window namagerにチェック入れて影を付けられました。softwareって書いてあるくらいだからGPUを使う半透明機能とはまた別なんですかね。1157でも特に重くなったようには感じません。影が付けられるとウィンドウスタイルの選択肢が増える。うれしいな。はてな、これでほとんど解決かな。

2014年10月16日

 思い出した。MATEだとFireFoxやIceweaselで(なぜかヤフオクだけ)文字が汚い。Mixiは普通なんだがなぁ。

2014年10月18日

 元々MATEのパネルでは、アプリを起動する時にスクリーンの周辺がぱっと光る効果が付いていて、いいなと思っていたのですが、compositionをオンにしたら、パネルのアイコンがひゅっと大きくなるアニメーションに変わりました。かっこいい。こんな古い機械でこんなエフェクトが見れるとは。ちなみに以前cairo-dockという、OSXのドックみたいなパネルを試した時は、劇劇劇重で実用にならず、即座に削除しました。


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