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wattOS MATE版を試す
2014年09月06日

 wattOSが気に入っちゃったんでMATE版もダウンロード。 isoが800MB近くあるだけあってPCLOSに負けないくらいツール類が充実してる。もしかして理想のディストリに出会ったか…と思ったら、何故か実行出来ないツールがちらほら。メニュー名と違うアプリが立ち上がってみたり、壁紙もなんだかおかしい。Debianベースになって最初のリリースだし、まだ未完成なのかな。

 MATEは(昔の)GNOME系のデスクトップだそうだ。デフォルトでパネル(メイン・メニューとか時計とか)が上にあるのでマックユーザーにも違和感が少ない。そもメニューが下から生える系のインターフェースは、アップルから訴えられるのを嫌って仕方なくやってることであって、本来、意志を持って実行する「コマンド」は上にあるべきじゃないかと思っている。私はPCLOSのパネルも上に移動したけど、下にあるのを前提にデザインされているので少し違和感がある。MATE版は今のところデフォルトのまま何もいじる必要がない。

 LXDE版では出来なかったハイバネーションが、MATE版では可能になっていた。起動時間と復帰時間がそう変わらないのでどれほど有用なのか分からないが、状態を保存したい時には重宝する、というか必須。ちなみにOSXのスリープ/復帰のスピードは驚異的で、これに慣れるとWinもLinuxもかったるくてしょうがない。

 LXDE版インストールの時、Japanを指定したのに文字化けしたので、それなら英語でインストールしてからロケールを変えればいいや、と思ったら、wattOSにはロケール変更のツールが無い。Synapticにもtask-Japaneseが出て来ない。あらら。結局ロケールJapanでインストールし直し。LXDEのようにトーフは出て来なかったので、最初からこうすれば良かった。その後task-Japaneseとtask-Japanese desktopで無事に日本語入力環境も整った。

 ファイルマネージャのcajaもいい感じ。全体にLXDEは素っ気なさが漂うけど、MATEはもう少し親切な感じがする。終了も早い。一方で、音が出ない、ウィンドウに影を付ける方法が無い、と言う問題は、解決出来るのかどうか良くわからない。まだ何か致命的な機能不足もあるかも知れない。

 今のところ1157でのテスト運用だけど、メモリ384にも関わらずPCLOSやLubuntuの時のようにスワップで作業が止まるようなことはない。もちろんセレロン500なりのもっさりした動きだけど、これなら私には実用範囲。到底動かせるLinuxは見つかるまいと思っていたR31と、いくらなんでも引退だろうと思っていた1157が、ふつーに使えてしまうwattOS。恐るべし。

2014年09月07日

 調子に乗ってMATEをキーワードに他のディストリを探す。Fedra MATE Compizはなんだか画面周りが重いなぁ、で終わってしまったが、LinuxMint Debianはちょと使ってみたい気分。メイン・メニューは完全にVista風だが、至れり尽くせりだし、デザインが洗練されてておよそLinuxらしくない(笑) 少なくともX24では重い感じはない。R31や1157ではどうだろう。そのうちヒマ(とHDDの空き)を見てインストールしてみよう。


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