< PrevIndexNext >
こんにちわX23 - Linux安定までの長い道のり
2014年05月03日

PPC-Ubuntu編

 常時持ち歩いていたiBookG3(ハンペン)が破損したあと、こりゃ予備がないと大変だってんで封印していたヤフオクを再開し、iBook とPB(Ti)を落としまくる。余ったiBookを眺めているのも切ないので巷で噂のUbuntuなるものに挑戦。Ubuntu12.04から始めて片っ端からLiveCDを試し、最初に起動したのは確か9.04だった。喜び勇んで日本語をインストールしようとしたら、サポートは終わっているとはじかれた。

 Lubuntu12.10がPBでインストール成功、そのあとLubuntu12.04がiBookに入った。自分のマックでApple以外のOSが動くのは妙にくすぐったいが、純正のOSに比べて出来ないことが山ほども出た。トラックパッドは使いにくいし、2ボタン前提のLubuntuは、1ボタンのiBookでは不便この上ない。

1157奮闘編

 Linux入れるならPCだ、と、Winマシンの知識ゼロのままハードオフに通う。ジャンクコーナーに「憧れの」ThinkPadを発見して800円で入手。セレロン500はマックで言うと初代ハンペンくらいか。困ったことにUSBからの起動に対応していない上に、CDドライブが専用品だった。手も足も出ないとはこのことだ。

 幸いThinkPadはHDDの取り外しが(iBookの100倍くらい)簡単なので、iBookのLubuntuを使ってなんとかしようと頑張る。まず見つけたのがLinuxの教材とおぼしき「インストール済みUbuntuのHDDイメージ」。iBookでダウンロードしてHDDに展開、これで1157が感動の初起動。PCカードで増設したイーサもあっさり認識。

 その後Ubuntu13.04のmini.isoがCD以外のデバイスからの起動に対応したらしいことを知り、無事Lubuntu13.10のクリーン(?)インストールが成功した。USBの無線LAN導入成功。ヤフオクで見つけたメモリで最大の320MBに増設したが、ちょいちょいスワップで作業が止まる。うーん。もう少しメモりを積めるマシンが欲しい。

R31激闘編

 ヤフオクでThinkPadを探す。500円のBIOSエラーR31を発見。行けると判断して競ることなく落札、内蔵電池交換でちゃんと動いた。CPUは1GHz、メモリも手持ちを利用して1GBまで行ける。CDも内蔵だからこれで安心、と思いきや、とんでもない落とし穴があった。落札前の下調べで「Ubuntuと相性が悪いらしい」というのは薄々分かっていたのだが、しばらく使っていると液晶が白くなる現象が現れた。全然使い物にならないじゃん。

 さんざん苦しんだあげくLubuntuに見切りをつけPCLinuxOSへ。多少手こずったがacpiとapmの両方を切ることで安定した。PCLOSはLubuntuと遜色無い(同じLXDEだし)デスクトップを持ち、マルチメディアにも強く、なんとLiveCodeまでインストール出来た。これからこれをメインにして行こうと決め、当初の目的「iBookでUbuntu」はどこかへ消し飛ぶ。

X22デュアル編

 1157の代替機を物色。「落として起動しなくなった」X22をヤフオクで発見して競ることなく900円で落とす。経験上この手の故障はコネクタが外れているだけのことが多いが、案の定いくつかのケーブルをはめ直すだけでBIOS画面が現れた。USB1.1ながら外付けドライブからの起動にも対応。1157(13インチ)より液晶が小さくなってしまった(iBookと同じ12インチ)がそのぶん軽い。予想外だったのはヒンジ。調整で治るという見込みは甘く、どうやら部品の交換が必要らしい。

 OSの方は、クリーンインストールしたPCLOSと、1157で使っていたLubuntuのコピーとで、Linux同士の簡易デュアルブートにしてみた。X11が2つでX22。Lubuntuでハイバネート出来ない以外は充分以上だったが、それだけにヒンジの不具合が惜しい。

さよなら1157、さよならR31

 1157にも液晶が白くなる現象が現れた。どうもこちらは570時代からの持病らしい。いくつかのHDDのスピンアップにも失敗するようになった。いろいろ勉強させて貰ったが引退の時だ。CDなし薄型軽量A4はかなり使い勝手が良く、またキーボードがしっかりしていて気持ちのいい機械だったが、残念ながらこれの後継機種は作られなかったらしい。

 R31は一応PCLOSが動いているが、Xの起動に度々失敗する上に、ソフトから電源をコントロール出来ない不便さがつきまとう。なんとか使えるものが無いかとLinux Mint、PuppyLinux、openSUSEなどのライブCDを片っ端から試すが、X22なら起動するのにR31はことごとく失敗する。こうなるともう「Linuxと」相性が悪いとしか言いようが無い。カーネル再コンパイルで安定させたと言うレポートも私にはハードルが高すぎる。うーん。 インテル系内蔵グラフィックの機械はもう買わない。

こんにちわX23

 800円の1157、500円のR31、900円のX22と来て、今度は1,000円のX23。X22のヒンジをなんとかしたいとハードオフをぶらぶらして見つけたもの。送料を除けば最高金額更新です(笑) ヒンジ金具が手に入れば御の字と思っていたら、ACアダプタと、CDDとFDDの入ったベースステーション付き。開けると512メモリと無線LAN。更にX22のHDDを入れたらあっさり起動。ありがとう捨てる神。クロックは733から866へ微妙にアップ。ヒンジのアテが外れて首が据わらないままのX22は、予備にまわることになった。

 マシンとしては、まぁ現メインのiBookG3とほぼ同じ。USBは1.1だし動画はカクカク。逆に言えば、使ってるマシンがみんなそうだからストレスも感じない(笑) X22の時は使えなかったスリープ(サスペンド)が使えるようになったのが嬉しい。こうなると「全く」充電しないバッテリーをなんとかしたい。試しにバラしてみると、iBookのバッテリーと同じセルが出てきた。むむむ。「1時間くらいしか保たない」iBookのバッテリーセルをThinkPadに移植出来るかも知れない。


< PrevIndexNext >
inserted by FC2 system